以前書いたはずの事が、消えたのか見当たらないので書き直します。
建物の基本形は、屋根です。
ここは、人類不朽の命題です。
家は、屋根である。A house is a roof.
未開の原始人として家を建てる際、樹木がない地域では、壁は作れても、屋根は作れません。
屋根が作れるか?ここに全てがかかっています。
屋根に最も適した建材は、木材です。他の建材を考えてみてください・・考えれば考えるほど、無いとわかります。
屋根を作るために必要なのは、横に長くて、適度な強度がある建材ということになります。
自分で建てることを想像してください。壁は作れます。しかし、屋根を木材以外で作れますか?
横に長く、一定の強度がないと作れません。
まさか屋根のために、巨大な一枚岩を置くわけにもいきません。そーです。原初的な話をしています。鉄骨の発明がないなら、我々は、長くても一定の強度がある建材でないと、屋根として、箱の蓋を作ることができません。他の候補を考えても、木材しかないです。
屋根は、文明です。文明そのものです。
氷の世界で、氷の壁は作れても、屋根は?氷で作りますか?10メートルの、長い氷の板を自作しますか?
砂漠の世界で、レンガで壁は作れても、屋根は?
・・・さて、じゃあ、モスクの屋根の形はなーんだ?あれ、ブロックだけで作っているんです。
西洋建築の屋根は?アーチ構造は有名ですね。木材無しで作ってるんですよ?すごいでしょう?石窯の屋根は、木材が利用できないんですよ?燃えてしまうから。
石で作ろうとしたら、横長数メートルのレンガを焼かないと、作れないんですよ?割れそうですけど。
アーチ構造が偉大なのは、木材を利用せずに屋根構造を作ったからです。
屋根は文明です。
…さて、翻って現代は?現代は鉄筋コンクリート造ですね。
モダン建築とはなんでしょう?最近気づきました。モダン建築は、屋根の解放です。そ~ゆー側面がある。屋根問題から人類は解き放たれ、自由をついに得た。
屋根の束縛から脱出し、自由を勝ち得たという側面があるのでは?
屋根を上手く作るために知恵を絞る…という束縛。そこから解放され、自由に組み上げられる。屋根が平らでもできる。
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